TRAVELERS(トラベラーズ)

The Travelers Indemnity Company 

印象的な赤い傘のマークといえばこの「トラベラーズ」ではないでしょうか。

記念すべき1投稿目!
実はこのサイトのキーカラーのモデルとしたのが、このトラベラーズの旧ロゴのカラーです。

トラベラーズの概要・歴史

この赤い傘が印象的な会社は、1864年に設立されたアメリカの保険会社トラベラーズです。
ジェームズ・G・バターソンによって創立され、事故保険を初めてアメリカに導入したことで知られています。

設立時のできごと

石工事業者であったバターソンは、イギリス旅行中に事故保険の概念を学び、アメリカに持ち帰りました。会社設立後最初の保険契約は、わずか2セントで販売され、その取引は今も記念的な出来事として語り継がれているようです。1865年には、事故保険に加えて生命保険の販売を開始しました。この動きは業界の前例となり、現在は米国最大の損害保険会社の一つとしての地位を築いています。

そんなトラベラーズの広告物が作られ始めたのは19世紀後半で、当時のアメリカでは鉄道事故が頻発していました。

企業ロゴの意味

旅行中のリスクをカバーする保険を提供していたため、「保護」と「安心」を表す赤い傘が企業ロゴとして使われるようになりました。傘は雨から守るように、顧客を様々なリスクから守ることを意味しています。このロゴは1870年代から使用されており、設立当初からの理念と「旅行者を事故から守る」という目的を反映しています。

旧ロゴとの違い

・傘の取っ手は黒から赤に変更され、エネルギー感を強調しています。
・文字が大文字になったのは、企業のグローバルさを表しているようです。

しょうねん
しょうねん

今のロゴはTRAVELERSのSの文字が傘の中に入っているように見えるね。

はかせ
はかせ

もともと旅行者向けの事故保険(旅行保険)を取り扱っていたから「トラベラーズ」なんだ。

代表的なヴィンテージ雑貨・販促品

トラベラーズは、サイン、カレンダー、パンフレットなどのアドバタイジンググッズがあります。特に有名なのは、1929年版トラベラーズ保険応急処置と衛生手引書で、早期から安全と健康を促進していた様子が伺えます。
また、1976年版ヴィンテージ壁掛けカレンダーも人気があるようで、Currier and Ives(次の投稿にて紹介予定)の印刷がとても素敵です。特に希少なアイテムとしては、アンティークブロンズ広告トラベラーズ保険サインというものがあるようです。

企業ロゴ入り古着

トラベラーズの象徴的な赤い傘のロゴが使われている古着や、当時ものの販促品に衣類は無いようです。私が調べた限りでは見つけることができませんでした。

はかせ
はかせ

かわいいアドマグはいくつか見つけることができたよ。

最後に

トラベラーズの赤い傘、個人的には旧ロゴの方が好きですが、シンプルかつカッコいい赤色がたまらないです。中々トラベラーズのアドものには出会うことができませんが、見つけたらなんとしてでも手に入れたいところですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

引用・参考情報

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