Currier and Ives

Currier and Ivesの概要・歴史
Currier and Ivesは、1835年にニューヨーク市で設立されたアメリカの印刷会社です。
創業者はナサニエル・カリアーとジェームズ・メリット・アイブズで、彼らは安価で人気のある手描きのリトグラファーとして知られていました。
ナサニエル・カリアーは、1813年にマサチューセッツ州ロックスバリーで生まれ、若い頃からさまざまな仕事をして家族を支えていました。1835年には、ニューヨーク市の商業地区での火災を描いたリトグラフを発行し、大成功を収めました。この成功を受けて、彼はさらに多くのリトグラフを発行し、地元や全国の出来事を描いたものも含まれていました。1857年には、ジェームズ・メリット・アイブズがパートナーとして加わり、会社名を「Currier and Ives」に変更しました。
企業ロゴの意味
実はCurrier and Ivesのロゴは特定のシンボルやデザインというよりも、彼らの作品全体が「ロゴ」や「ブランド」として認識されているという特徴があります。特定のロゴが存在するわけではないのですが、彼らのリトグラフ作品そのものが、一目見れば分かる独特の画風をもっています。

アメリカの生活や文化を豊かに描いたものであることが、Currier and Ivesの「ロゴ」としての意味合いを持っているんだね。
代表的なヴィンテージ雑貨・販促品
Currier and Ivesは、カレンダーやパンフレットなどの広告グッズを製作していました。特に有名なのは、1840年代から1900年代初頭にかけて発行されたリトグラフで、これらの作品は今でもコレクターに人気があります。また、彼らの作品は、アメリカの歴史や文化を伝える貴重な記録としても評価されています。
企業ロゴ入り古着
Currier and Ivesのリトグラフを模した現代の服はいくつかあるようですが、当時ものの古着や販促品としての衣類は無いようです。

古着はないみたいだけど、ファイヤーキングなどの食器に転写されているアイテムはあるみたい。
最後に
Currier and Ivesの作品は、アメリカの歴史や文化を色鮮やかに描いたもので、今でも多くの人々に愛されています。彼らのリトグラフから、当時のアメリカの歴史や文化を感じることもできるため、よく見るといろんな発見があるかもしれませんね。
引用・参考情報
・The Artists of Currier & Ives
・Currier & Ives Frequently Asked Questions – AHPCS
・Currier and Ives – Britannica Money