all®(オール)洗剤

all®LAUNDRY SOAP

はかせ
はかせ

今回は企業ロゴではなく、all®という名前の洗剤について話していくよ。

「all®」洗剤の概要・歴史

all®洗剤は1946年にMonsanto Chemical Companyが開発したアメリカの洗剤です。今ではHenkel社が製造・開発しています。
「all®」は低アレルギー性洗剤として広まり、今日に渡り多くの家庭で使用されてきました。昔から黄色と青色のロゴが特徴的な衣料用洗剤です。
all®ブランドの中でも特に「all® free clear」という商品が有名で、これは染料や香料を含まない洗剤であるため、敏感肌の方でも使いやすく人気があるようです。

ロゴの意味

2022年にロゴが新しくなりましたが、クリーンでシンプルな生活をすべての人に提供できるようにといった想いが込められているようです。
また、旧ロゴの由来や、当初の背景については、明確な情報を見つけることができませんでしたが、洗濯の“すべて”をカバーし、消費者にとってシンプルで信頼できる洗剤を提供したいといった背景は創業時から変わらずあったのではないかと推察します。

旧ロゴとの違い

旧ロゴは、よりアナログなフォントで、上方向に広がりのあるロゴデザインでしたが、現在のロゴはシンプルで視認性が高くなっています。パッケージもモダンなものに生まれ変わり、よりスタイリッシュな商品になっています。

代表的なヴィンテージ雑貨・販促品

all®洗剤のヴィンテージ雑貨といえば、allバケツではないでしょうか?
筆者もアメリカンヴィンテージ雑貨屋さんでallバケツのデザインに何度も一目惚れし、(サムネイルでネタバレしてしまっていますが)一つ持っていますので改めてご紹介いたします。
こちらです!↓

デザインももちろんながら、このペンキの跡も堪らないです。。この中にall®洗剤をいれて売られていたそうです。よく見ると下部に「MONSANTO CHEMICAL COMPANY」と書いてありますね。

しょうねん
しょうねん

やっと“アーカイブ”らしさが出てきたね。

allバケツの製造年の見分け方

※これは、all®洗剤を製造していた会社の歴史を辿っていて分かったので書き留めておきます。

バケツの下部に「Monsanto Chemical Company」と書いてあるものは、1946〜1957年以前のもので、「Lever Brothers Company」と書いてあるものは1957年以降のものとなります。厳密に言うと、Lever Brothers Company自体はこのとき既にUnileverだったのですが、all®洗剤の製造ラインを買収した北米の子会社がLever Brothers名前を引き継いでいたため、(Unileverができた1929年以降のものであっても、)Lever Brothers Companyと書かれている製品があるようです。

はかせ
はかせ

イギリスの石鹸会社Lever Brothersとオランダのマーガリン会社Margarine Unieが合併したからUnileverなんだ。

製品ロゴ入り古着

all®洗剤のロゴ入り古着に関する情報は見つけられませんでした。

しょうねん
しょうねん

企業ロゴじゃなくて製品ロゴが書いてある古着自体珍しい気がするね。。

最後に

all®洗剤は、今でこそロゴがスタイリッシュになっていますが、少し色褪せたくらいの旧ロゴのヴィンテージバケツは、空間に一つあるだけでなんとも言えない可愛らしさを生んでくれます。
ただ吊るしてみても、ゴミ箱にしちゃっても、そこに一つあるだけでワクワクするアイテムではないでしょうか。

引用・参考情報

Henkel North America – Spotlight on all® Laundry Detergent
Henkel North American Consumer Goods Inc. – Wikipedia
Timeline of Monsanto – Wikipedia
リーバ・ブラザーズ – Wikipedia
Case Text: United States v. Lever Brothers Company

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